あるコピペ

 10人の男と10人の女がいたとする。
このグループ内でカップルが形成されるとき、何組のカップルが誕生し、何人の男女が余るか。


 普通に考えれば、男女が同数なので、うまい具合に10組のカップルができる。
1人も余らないと思うだろう。


 しかし実際にはそうはならない。
まず、この中で1番モテる男に、女が3人ぐらい寄りつく。2番目にモテる男も、負けじとばかり2人ほど持ってゆく。
したがって、3番目の男は6番目の女とカップルになる。
以下同様に、4番目の男は7番目の女と、5番目の男は8番目の女と、6番目は9番目とカップルを形成する。
しかし、相手が10番目の女ともなると、世間体もあって敬遠してしまう。
こうして、男が4人(7〜10番目)、女が1人(10番目)、あぶれてしまう。
彼らは、物理的に相手がいないも同然なのだから、どれだけ頑張って努力したところで、恋愛にたどりつくことはできない。
いわゆる恋愛未経験者である。


 さて、1番目の男と2番目の男に群がった女がその後どうなるか。
恋愛はつまるところ、1対1の関係に帰着するものだから、どちらの男も最終的には1人の女を選ぶ。
そのため、1番目の男に寄りついた3人の女のうち、2番目と3番目は脱落する。
同じように、2番目の男と付き合っていた4番・5番の女のうち、5番目が戦線を離脱する。
では、ここで脱落した2、3、5番目の女が、先にあぶれた7〜10番目の男に割り当てられるかというと、残念ながらそうではない。
すでに短期間であれモテ男と交際した経験のある女は、下位の男など見向きもしないのである。
そして、希望を捨てられぬままやがて年を取って、いわゆる負け犬となってゆく。


 こうして10人ずつの男女から6組のカップルが生まれ、互いに性質の異なる独身男と独身女が残る。